地域の遺伝子を磨く(2023年9月20日掲載)
47歳、4児の子育てをしている父親です。
常日頃子供達には、身の周りにある一つ一つのものを大切にし、心豊かに人生を歩んでいってほしいと感じています。
先日、沼津中央公園・狩野川両岸にて開催されました「沼津自慢フェスタ2023」に参加しました。
初日はボランティアスタッフとして、二日目は家族と楽しむ客として。
沼津市内の魅力的なヒト・モノ・コトが4年ぶりに集ったということもあり、普段見慣れた身近なものたちもハレの場らしく、非日常な表情を見せ、素敵な空間が広がっていました。
私は普段、慌ただしく動き回る日常を送っていますが、このイベントに携わった両日は、ゆっくりと会場内を歩き、ゆったりと時間を過ごしました。
そんなこともあって、移ろいゆく時間と空間を感じつつ、多くの方々のしぐさや表情を目にし、様々な音や会話を聞くことができました。
来場者の歓びの声、笑顔、出店者の熱意、主催者の情熱。
そこに溢れる温かさと共感は、未来を展望する記憶として、会場にいた方々の心に刻まれたのではないかなと感じました。
そして、私はそこに『豊かさ』を感じました。
今日における『豊かさ』とは何でしょうか。
つい数十年前までは、経済成長に支えられた豊かさが多くの人々が同意できる豊かさとして、確かに存在しました。
『経済成長がつくり出す豊かさ』誰しもが共有できる豊かさの指標といえたと思います。
しかし、それが壊れてきた今日では、何が豊かさの指標なのかよくわからないというのが、皆さんも共感していただけるのではないかなと感じます。
資本主義社会における、大量生産、大量消費。
身の周りに同じものが溢れ、ヒト・モノ・コトが同質化されていく社会。
個人の「かけがえのなさ」があやしくなり、空虚な感覚を覚える。
寂しい。
現代社会における心の豊かさとは、「かけがえのない自分」を実感できることではないかなと私は考えます。
かけがえのなさは、自分ひとりではつくることができません。
いろんなものと結ばれながら、関係を生み出していき、かけがえのないものになっていく。
いろんなものとは、自然との関係でもいいですし、人々との関係でもいい。
他者との関係のなかで、何か大事な役割を果たしながら生きているという実感。
それが現代における豊かさなのではないかなと私は感じます。
沼津には、素晴らしい自然があり、そこで育まれた様々な食材があり、豊かな文化があります。
一つ一つの魅力を感受し、大事にし、伝えていく。
お互いが、かけがえのない存在になっていく。
私が自慢フェスタで感じた豊かさとはそういったものではないかなと感じたのでした。
きたる10月1日に沼津御用邸記念公園東附属邸にて、小学生を対象とした「はじめてのお茶会」が開催されます。
(幼稚園児、ご家族も可)
1名500円で事前予約制です。
申込先は966-0125です。(事務局:長興寺)
日本庭園・お茶・和菓子。
ゆっくりとした時間の中で、沼津の魅力と「かけがえのなさ」を感じて頂きたいです。
地域の遺伝子を磨くように、ゆったりと。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。


