この戦争について子どもたちと考える(2022年4月23日掲載)

45歳、子育て中の4児の父親です。

常日頃子供達には、多角的な視点を持って、先行きが見えない未来の中でも自分を持って人生を歩んでほしいと感じております。


私自身は15年以上続けていますが、4人の子供達と毎月地域のゴミ拾いを行っています。

上手く言葉で伝えなくても、ゴミ拾いの中で何かしら感じてくれれば嬉しいと思っていますが、時々忘れないように言葉を添えます。

「正しさというものは時代によって変化する。

そして時には行き過ぎた正しさは人を殺めてしまう。」

人類の歴史が悲劇をもってそれを証明しています。

子供達には様々なものに触れ行動する中で、自分らしい正しさを育んでいってほしいと感じています。




そんな子供達と聖徳太子のお墓のある大阪府の叡福寺を訪れる機会がありました。

聖徳太子は、日本版民主主義の原点における強烈なキャッチコピー「和を以って貴しと為す」を掲げた偉人。

世界にキリスト教をベースとした西欧文明による民主主義が広がりを見せても、結局多くの国で定着しない実情を鑑みると、近代民主主義導入にあたり、その礎を日本に文化として残したことはとても大きいと感じており、敬意しかありません。

子供達にそのことを伝える意味でも一緒に手を合わせることができ幸せなひと時でした。




十七条の憲法は第一条が注目されがちですが、全ての条文をしっかり読むと、聖徳太子が和議の大事さを滔々と語っていることがわかります。

特に私が感銘を受けたのが第十条の怒りの収め方です。




『他人が自分と違うことをしても怒ってはならない。

人はそれぞれに考えがあるし、その考えに従った行動をとる。

自分が良いと思っても、相手は悪いと思うこともあるし、その逆もある。

自分が正しくて、相手が間違っているとは限らない。

お互いに賢くもあり、愚かでもある。

従って、相手が憤っているときは、自分に非があるのではないかと考えるべきだ。

自己中心にならず皆の意見を聞いて行動することも大切である。』




本当に有難い言葉だと感じています。


和議を重ねた後には、いつか決断の時はやってきます。

民主主義という制度においては、それは多数決という方法によって行われます。

ただ、私は和議を重ねた決断には強靭な推進力があると感じています。




「情報収集」

「反実仮想(もし~だったら、…。)」

「交渉材料の保有」

この三要素は物事を進める際に必要な要素と言われています。


特に反実仮想が充実すれば、収集した情報と相まって交渉材料は豊富になります。

少数意見を反実仮想と受け入れて昇華するのも、多数意見の度量ではないでしょうか?




全ては子供達がいきいきと輝く未来のため。

侃々諤々と、そして許しあい、一丸となった民主主義が続いて欲しいと感じています。

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